プロジェクト最前線

プロジェクト02

公益社団法人 土木学会の研究のため、現場意見として本の執筆・会議・講演活動を実施

土木学会とキョクメタとの関わり


2016年より、公益社団法人 土木学会において、弊社小寺が「土木学会鋼構造物委員会 鋼構造物の防食性能の回復に関する調査研究小委員会」にて3年間の任期を務めさせて頂きました。

 

現場で実務を行う者として、現場意見を代表し報告・提言を

土木学会鋼構造委員会では、大気環境における鋼構造物の維持管理を合理的かつ実質的に行うために必要な防食性能回復について検討することを目的として、九州大学の貝沼先生を筆頭に構成された小委員会に参加いたしました。
学際的視点で部位レベルの腐食進行性と腐食環境の評価、腐食環境の改善、素地調整、塗膜、金属皮膜、耐候性鋼および防食性能回復に関する新技術に関する最新の知見や技術の情報収集などを行われ、鋼構造物の防食性能を回復する際の課題とその対策や留意点について、会議・検討されてきました。

 

 

委員会にいらっしゃる大学教授、技術研究されている会社様など様々な分野の方々と、様々な角度から研究調査を行いました。弊社としては、現場で実施した場合の状況と懸念点という視点で報告させていただきました。これにより、研究内容と実態との差を減らし、より効果を高めていくことを目的としております。

 

書籍「鋼構造シリーズ30 大気環境における鋼構造物の防食性能回復の課題と対策」の執筆に携わりました

3年間の活動の結果をもとに作成された、2019年7月に発行書籍「鋼構造シリーズ30 大気環境における鋼構造物の防食性能回復の課題と対策」は、今後の日本社会インフラを鑑みて、各業界の署名人が集まり作成された本です。塗膜剥離や素地調整の施工方法や考え、気をつける事など、本当に詳しく記載されています。そして、弊社小寺は、本書「第5章 素地調整」を担当しております。

 

 

書籍データ: ISBN 978-4-8106-0942-4 編集 鋼構造工学委員会 鋼構造物の防食性能の回復に関する調査研究小委員会 版型:頁数 A4判,578ページ ,並製本 本体価格 \3,800 http://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=3166

 

講演会・フォーラムでのスピーカーとしても出演しております

  • 関西ペイント平塚開発センターにて、社内技術フォーラムでの公演風景

  • 日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会の技術発表大会にて発表

 

本書籍の執筆に携わった小寺をはじめ、現場での長年の技術者もおりますので、鋼構造物の防食や素地調整のご不明点などありましたが、お気軽にお問い合わせください。 上記のように、各地での公演やフォーラムでのスピーカーとしても登壇させていただいております。

 

弊社はこれからも日本社会のインフラ構造物を守り続けるメンテナンス会社として、日々研究・努力を積み重ねてまいります!