プロジェクト最前線

プロジェクト04

施工しにくい場所や、一部の塗膜剥離・塗装で工期を短縮し、よりスピーディに多くの現場をメンテナンスする

「スポットリフレ工法」を共同開発

「スポットリフレ工法」を共同開発

世界初!局部的な防食と高所作業という2大課題に対して、特殊高所技術を用いてブラストを行う「スポットリフレ工法」を首都高速道路株式会社・一般社団法人土木研究センター・株式会社特殊高所技術・Splice-Lab・極東メタリコン工業株式会社の5社で共同開発しました。

 

財源不足・従事者減少という社会問題に対して耐荷性能の低下を防止することに重視した最低限の防食対策を

高度成長期に多数建設したインフラの維持管理・更新の必要性は高まっている一方で、少子高齢化を背景としたインフラ投資に関する財源不足と建設関連従事者の減少は、業界の課題となっています。そのような中でも、安全を守り、共有財産であるインフラを少しでも長持ちさせるために、耐荷性能の低下を防止することに重視した最低限の防食対策を行う事を目的として技術開発の研究を行いました。

スポットリフレ工法 技術開発の研究風景

共同開発の結果、出来上がったのが「スポットリフレ工法」です。

 

コスト抑制・防食品質の確保・作業員の環境改善が期待できる

特殊な養生を行なうことで、作業員への有害物質曝露がなくなりました。また、従来、橋梁や鋼構造物の箇所によって足場を組み立てられない場所や高所へはブラストでの塗膜剥離が困難な箇所がありましたが、特殊高所技術工法や高所作業車を用いることですべての橋梁・鋼構造物がブラストの適用範囲となり、今後のインフラメンテナンスの成果向上に繋がります。また、足場が不要になることでコスト削減にも繋がります。

  • 特殊な養生
  • 施工の様子

 

各社でメディアリリースが発表されました

共同開発について、メディアリリースが発表されました。
塗膜剥離の技術を担保したまま、社会インフラのメンテナンススピードを速められるよう、日本各地にて対応していきます!

技術に関する詳細は、「キョクメタの技術」のスポットリフレ工法をご覧ください。

スポットリフレ工法